公立大学法人 兵庫県立大学大学院大学院 地域資源マネジメント研究科

園長日記

(027)エヒメつがいのライブ配信が今年も始まった

郷公園の公式サイトでもお知らせしたように、今年も「エヒメ」ペアの繁殖状況がUstreamでライブ配信され始めた。先日の大雪の中、雪に埋まりながら健気に卵を抱く彼らの姿は感激的ですらあった。シンシンと降りしきる雪の中、全く動かいエヒメを見ていると、ときに「生きているのかな?」といぶかうぐらいだった。エヒメがなぜこれほど注目されるのかは、本日記のNo.06(2013年4月6日)に詳しく書いたので、それを見直していただきたいが、重要な点はメスのエヒメが大陸から飛来した鳥だからだ。誰でもできる、このライブ映像の楽しみ方を以下にご紹介しよう。

この映像が撮影されている巣は、郷公園内にあり、昨年「佐塔」としてご紹介したものだが、この巣塔の位置は、昨年の位置からおよそ130メートル離れた山の中腹に新設された。映像はこれまでよりも解像度のよいハイビジョンカメラで、巣の中がよく見えるように上方から俯瞰されている。そのためややもすると、地上に巣があるような錯覚に陥るが、実は巣は写真1のように地上9.5メートルも上にある。

まず映像をみたとき、確認したいのは、映っている鳥がエヒメか夫のJ0405かだ。先にも書いたように、エヒメは大陸から飛来した個体なので、これまで捕獲したことがないから、個体識別用の足輪も、人工衛星対応の発信機も付いていない。だから、足輪があったり、背中から発信機用のアンテナが出ているのが旦那の方である。

これがわかると、「妻と夫で子育ての仕事が違うのかな?」という疑問が解けるだろう。そうは言っても、今は卵を抱いている時期なので、ほとんどの時間は、どちらかのコウノトリが巣にじっと伏せていて、行動にあまり変化がなく、正直言って面白くないだろう。でも私たちの目に卵をさらすような夫婦は、卵をカラスに易々と奪われてしまうだろうから、これはいたしかたないことだとご理解いただきたい。しかし、「抱卵は交代するのかな?」「するとしたら、いつどんなふうに交代するのかな?」とか、交代の時には、「卵はいくつあるのかな?」などがわかるかもしれない。

その後は、「いつ頃、何日ぐらい温めると何羽が孵るのかな?」とか「餌は何をもってくるのかな?」とか、「妻と夫では、運んでくる餌が同じなのか、違うのかな?」などを観察してほしい。さらに、「何日間ぐらいで、いつごろ何羽が巣立つのか?」も見どころだ。このように見どころ満載の画像であるから、これから以下のサイトで数カ月を楽しんでいただきたい。ただし、エヒメたちの画像が出てくるまで、30秒ほど,広告を我慢してほしい。

Ustreamのライブ映像はコチラ【終了】

(写真1)エヒメの巣塔・佐塔2、見えているコウノトリはJ0405

写真1 エヒメの巣塔・佐塔2、見えているコウノトリはJ0405

(バナー)コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS)
(バナー)コウノトリ個体検索(IPPM-OWS運営)
(バナー)足環カタログ
(バナー)コウノトリの郷公園公式Facebookページ
(バナー)ふるさとひょうご寄付金(コウノトリ野生復帰プロジェクト)
(バナー)コウノトリ野生復帰グランドデザイン
(バナー)学術雑誌「野生復帰」
(バナー)コウノトリ飛来・繁殖時の対応パンフレット
(バナー)コウノトリの郷公園パンフレット
(バナー)園長日記(名誉園長ver)
(バナー)コウノトリファンクラブ
(バナー)兵庫県但馬県民局コウノトリ映像ライブラリー
(バナー)豊岡市立コウノトリ文化館
(バナー)キコニアレター
(バナー)兵庫県博物館協会