研究
大学院
コウノトリの郷公園の敷地は兵庫県立大学の豊岡ジオ・コウノトリキャンパスでもあり,同大学の大学院地域資源マネジメント研究科が設置されています.この大学院は,「地域に内在する自然・社会・文化のつながりを科学的に解明し本質的に理解する理論と素養を身につけ、地域資源の発掘・保全・活用を実行できる人材」を育成することを目的としています.全国でも貴重な地域資源(コウノトリ,ジオパーク等)が存在する兵庫県但馬地域を主なフィールドとし,2014年4月に開設しました.前期博士課程および後期博士課程があり,課程を修了し論文を執筆,審査を経て,それぞれ修士(学術)および博士(学術)の学位を取得することができます.
地域資源マネジメントとは
コウノトリと山陰海岸ジオパークはもともと「自然資源」ですが,現在では貴重な「社会・文化資源」でもあります.伝承・活用・保全の長い歴史を持ち,地域における「自然・社会・文化のつながり」が科学的に解明されているからです.地域の歴史に裏づけをもつ「地域資源」は日本全国に存在するはずであり,本研究科のマネジメントとは「地域資源のワイズユース(賢明な利用)」により地域社会の発展に貢献することを意味します.