普及啓発・環境教育
兵庫県庁のはく製
当園は兵庫県の県鳥であるコウノトリの保護増殖と野生復帰事業に長年取り組んできました。このたび県立コウノトリの郷公園開園20周年を記念して、歴史的にみて貴重な個体のコウノトリのはく製を県庁ロビーに設置いたしました。当該コウノトリの系譜や歴史的な価値等の特色を説明することで、コウノトリの保護増殖の歴史と野生復帰事業を広く県民の皆様にお伝えいたします。
- 展示場所
- 個体情報
- 親鳥
兵庫県庁2号館1階ロビー
※障がい者の就労体験の実践の場として運営されている兵庫県庁食堂「ドリームカフェ」の目の前です。
J168(メス)足環:右 紫 左 なし
通称名:紫(むらさき)
平成6年(1994年)6月17日に県立コウノトリの郷公園で孵化
令和元年(2019年)7月12日、腎不全で死亡(25歳)
「J023」×「J018」
メス親「J018」は、昭和46年(1971年)に自然界で捕獲され、現在の附属飼育施設コウノトリ保護増殖センターへ移送された野生の血を引くコウノトリ(通称:武生)です。
「J018」の2羽の子のうち、ペアを形成し、繁殖に成功したのは「J168」だけです。そのため「J168」のペアから孵化したコウノトリは、その後の放鳥や国内外の動物園への譲渡個体に選ばれるなど、コウノトリの遺伝的多様性に大きく貢献しています。
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