コウノトリを勉強しよう
世界に何羽いる?
コウノトリの主な繁殖地は、極東ロシアのハバロフスク地方です。
この地域が寒くなってエサがとりにくくなると、暖かい中国南部や日本などに飛んでいってエサを捕ります。
そしてハバロフスク地方が暖かくなる頃に戻ります。コウノトリはいわゆる渡り鳥です。
その中で、日本が気に入って住み着いたコウノトリがいました。こういう鳥を留鳥と言います。
ロシア極東、ハバロフスク地方、中国南部、日本、韓国などに生息しているコウノトリを、
英語名でOriental White Storkと言います。上の地図の地域で2000年ごろは約2500羽生息していましたが、
2021年には約10000羽に増加したと言われています。その内、日本には約370羽(2023年12月現在)が生息しています。
一方、ヨーロッパに羽の色や大きさが日本のコウノトリによく似たコウノトリがいます。
日本名でシュバシコウと言い、このコウノトリはヨーロッパに約80万羽生息していると言われています。