野外
野上オス親の事故原因
野上ペアのオス(J0001)を水路内で救助し、治療後に解放したことを以前に当HPでお知らせしました。野上巣塔では、5月2日に無事にふ化が確認され、現在、2羽のヒナが育っています。
ところで、なぜJ0001は、2008年から繁殖し長く暮らしてきた自らの「なわばり」内で、このような事故にあってしまったのでしょうか?当園の獣医師や研究員らが現地調査を重ね、さらに、豊岡土地改良センターとともに、コウノトリの模型も使って事故原因を検討しました。
この水路は、近年新たに整備されたものです。以前は、コウノトリが歩いて出入りできる構造だったのですが、新しい水路は、コウノトリが一旦入ると脱出しにくい構造(幅や高さなど)なのではないかと考えられます。また、田んぼに生き物を増やすために新設された水田魚道が、皮肉にも、危険な水路への入り口になった可能性があることが考えられました。そこで、農業用水路でのコウノトリの事故防止について、同センターに協力をお願いしました。
近年、防獣ネット、送電線・電話線、交通事故、トラバサミなどの人為的要因によるコウノトリの事故が多く発生しています。とくに、繁殖中のペアや巣立ったばかりの幼鳥が巣の近くで事故にあうケースが目立ちます。人とコウノトリが共生していくためには、一つ一つ、事故の原因を調査し、対策を検討していくことが大切です。
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