公立大学法人 兵庫県立大学大学院大学院 地域資源マネジメント研究科

お知らせ

徳島県鳴門市のコウノトリ卵殻を鑑定した結果、無精卵の可能性が高いと判断されました

兵庫県立コウノトリの郷公園において、徳島県から送付された卵殻を鑑定した結果は下記のとおりです。

  1. 鑑定した卵殻
    平成28年4月5日に徳島県鳴門市でハシボソガラスに捕食された直後に徳島県が回収したコウノトリの卵殻1個
  2. 確認日時等
    平成28年4月6日(水)午前10時50分
    ※郷公園獣医師、研究員および飼育員が卵殻を目視にて確認した。
  3. 鑑定結果
    無精卵の可能性が極めて高いと判断した。
  4. 鑑定理由
    • 当該卵については、3月26日から本格抱卵に入ったと判断され、4月4日の途中までの約10日間はペアにより正常な抱卵が行われていた(徳島県が確認)。
    • 有精卵であれば卵内で胚の発生と共に血管が発達し始め、正常な抱卵10日目頃には、卵殻内側に血管が明瞭に確認できるようになるが、当該卵殻では血管と思われる組織が認められなかった。

(写真)卵殻

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