公立大学法人 兵庫県立大学大学院大学院 地域資源マネジメント研究科

野外

野外コウノトリの死亡について

鳥取県鳥取市で死亡したコウノトリが発見され、当公園で死体を収容し解剖を行うとともに以下の研究機関に協力を得て、死因の調査を進めていました。その詳細についてお知らせします。

  1. 死亡確認日 2019年1月6日(日) 午後2時30分
  2. 発見場所  鳥取県鳥取市内
  3. 個体情報
    個体名 201オス18Fハカザ
    ふ化推定日 2018年4月16日 兵庫県豊岡市袴狭巣塔で孵化
    巣立ち日 2018年7月2日 巣立ち
  4. 死亡原因  獣に襲われたことによる
  5.  加害動物の特定
    1. 協力機関
      国立研究開発法人 国立環境研究所
      生物・生態系環境研究センター 生態リスク評価・対策研究室(茨城県つくば市)
      大沼 学(主任研究員)、羽賀 淳(高度技能専門員)
    2. 検査方法
      噛み痕周囲の拭い液、現場で採取した獣毛および糞を利用したDNA鑑定(ミトコンドリアDNAの配列を指標とする種判別)
    3. 結果
      検出されたDNAの配列はアカギツネ(Vulpes vulpes)のものと一致(現場周辺にはホンドギツネ(Vulpes vulpes japonica)が生息)。
  6. 総合診断
    解剖及び協力機関調査結果から電線への衝突等により飛行不能となったコウノトリが、夜間を田んぼで過ごしていたところをキツネに襲われて死亡したと考えられる。
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