野外
コウノトリ(鳴門板東ペア)の初卵の推定及び「マナーの徹底」について
2018年2月8日(木)、徳島県のコウノトリ定着推進連絡協議会は、昨年野外繁殖に成功した鳴門板東ペアが同電柱巣において2月6日までに「初卵を産んだもの」と推定しました。
これは同協議会が2月7日までの調査データとコウノトリ観察カメラの映像を基に兵庫県立コウノトリの郷公園及びコウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork 略称:IPPM-OWS)域内保全作業部会」と協議した結果によるものです。
また、徳島県は、以下のコメントを発表しています。
「産卵期から育雛期にかけては親鳥が特に神経質になるため,驚かせないよう、温かく見守っていただき、無事にヒナが誕生しますよう「巣に近接した撮影・観察」や「撮影・観察のための車両の乗り入れ」の自粛などの「マナーの徹底」について一層の御協力をお願いします。」
徳島県・コウノトリ定着推進連絡協議会による観察時のマナー
(初卵の産卵を推定した根拠)
兵庫県立コウノトリの郷公園ではこれまでの観察と研究に基づき、初卵推定時の根拠を以下のとおりとしています。
・1日7時間以上の観察で、その間親鳥が長時間(経験的には10分以上)巣を留守にすることなく,以下の事象が確認されれば産卵が推定される。
・オスメス合わせて50%以上の時間巣に伏せていたら,初卵の可能性が高い
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