公立大学法人 兵庫県立大学大学院大学院 地域資源マネジメント研究科

野外

野生コウノトリの飛来(幼鳥)について
(野生とみられる個体)

(野生とみられる個体)

野生コウノトリと推定される個体(幼鳥)が県立コウノトリの郷公園内に飛来したことを、郷公園飼育員が確認しました。郷公園内で野生コウノトリを確認したのはハチゴロウ、エヒメに続き3例目(10年ぶり)のことです。

  1. 確認日時:2016年12月19日(月) 15時
  2. 確認場所:県立コウノトリの郷公園 個体ケージ1
  3. 発見者:県立コウノトリの郷公園 飼育員
  4. 発見時及びその後の状況
    2016年12月19日(月) 15時 飼育員が個体ケージ1の近くに降り立っている当該個体を確認
    15時25分 個体ケージ1から飛び立つ
    15時30分 郷公園公開ケージにいることを確認
    研究員により野生個体推定に関する確認作業
    2016年12月20日(火)11時 郷公園内にいることを確認
  5. 当該個体について
    ・2016年生まれの幼鳥であると推定される
    ・2016年度に巣立った但馬盆地由来、福井・野田市由来の個体は、すべて足環がつけられており、個体識別が可能なことから、当該個体は大陸由来であると推定される
    郷公園では巣立ちから1年未満の個体を「幼鳥」としています
  6. 推定の根拠
    • 足環がついていないこと
    • 幼鳥の特徴である足全体がくすんだ赤色をしていること
    • 中雨覆の一部の羽の色が黒く、幼鳥としての特徴を示していること
  7. これまでの郷公園内での野生個体の飛来について
    2002年8月5日 ハチゴロウ♂ (2007年に死亡を確認)
    2006年5月1日 エヒメ♀
  8. 郷公園からのお願い
    • 静かに見守りましょう
      コウノトリを驚かせないように優しく静かに見守りましょう。コウノトリの観察・撮影等は、コウノトリが遠ざかったり、飛び立ったりしないように150m以上(自動車の中からでは100m以上)離れて行いましょう。
    • 野外のコウノトリの餌を与えるのはやめましょう。
      野外で生活するようになったコウノトリは、野生生物、無主物であり、人間は彼らと一定の距離を保つ必要があります。野生復帰の目標である、コウノトリが野外で自活し、真の(存続可能な)野生個体群を確立させるために給餌は行わないようにしましょう。
    • 地域に迷惑をかけないようにしましょう。
      コウノトリは集落周辺の水田、草地、河川、水路などで餌をとり、巣塔や大木等に巣を作ります。観察するときは、無断で私有地や農地に入らないようにしましょう。また、農道や林道に駐車して通行の妨げにならないようにしましょう。
      (郷公園作成 コウノトリ飛来時のパンフレットより)
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