お知らせ

県立コウノトリの郷公園は1999年（平成11年）に開園しました。この20年間、郷公園は一度絶滅した特別天然記念物のコウノトリを再びよみがえらせ、人との共存を図ろうとする世界でも類を見ない事業を推進してきました。その間、多くの困難を乗り越えて、豊岡から巣立ったコウノトリが全国へ、そして世界へと羽ばたいており、今では180羽以上のコウノトリが自然界の空を舞っています。
今回、非公開エリアや保護増殖センターを「特別公開」することで保護増殖と野生復帰の取組を、兵庫県立大学大学院の研究を公開することで科学的な成果を、多くのみなさまに知っていただきたいです。また、「鶴見茶屋」「ノルディック・ウォーク体験会」など大人から子どもまで楽しめるイベントを多数ご用意しています。秋の行楽に、ぜひ郷公園へお越しください。（「鶴見茶屋」以外は参加費無料）
【11月3日(日)・4日(月)のイベント案内】

『郷公園デー』_案内チラシ

1. 「ぐるっと郷公園スタンプラリー」（初級3km　中級4km）
   初級コースは6か所のポイントを回ってコウノトリのエサのスタンプを集めます。
   ゴールでは「選んで作れる缶」をプレゼントします。
   中級コースの8か所をクリアすれば、「缶バッジ」に「クリアファイル」もプレゼントです!
   上級コースは、さらに「コウノトリモビール」がもらえます!（チェックポイントは、郷公園から車で約10分の保護増殖センターです）

1. 「『約束のケージ』特別公開」（場所：保護増殖センター）
   普段は非公開の保護増殖センターを特別に公開します。とくに国登録有形文化財になる『約束のケージ』（第1ケージ）について飼育員が定時にガイドします。コウノトリの保護増殖と野生復帰の歴史や、コウノトリの飼育にかける思いを感じることができます。
   ガイドウォーク
   ①11月3日（日）10:30～11:30　　　②11月3日（日）13:30～14:30
   ③11月4日（月）10:30～11:30　　　④11月4日（月）13:30～14:30
   （保護増殖センターは、上級コースのスタンプラリーのゴールです。保護増殖センターからスタンプラリーを開始することもできます。）

1. 「野生復帰事業から「大地・人・生態系の共生」へ」（場所：兵庫県立大学大学院）
   コウノトリに関する最先端の研究を担っている兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科の、最新の研究の一端をパネル展示します。科学的な見地からコウノトリの保護増殖と野生復帰についてみなさまにお伝えします。

1. 「コウノトリの診療所」（場所：管理・研究棟）
   コウノトリの治療室と手術室を公開します。実際の診療機材（レントゲン、麻酔器など）を見ながら、飼育コウノトリの健康管理・検査・治療などについて獣医師と獣医看護師の解説を聞くことができます。また、オペガウン（手術着）を着て記念撮影をすることもできます。

1. 「飼育のおしごと展」（場所：飼育管理棟）
   コウノトリの野生復帰を支える飼育活動について、飼育で使用する道具や「さわれるコウノトリのはく製」などさまざまな展示をします。
   （飼育管理棟は、初級・中級コースのスタンプラリーのゴールです。缶バッジ作成コーナーもこちらです）

1. 「鶴見茶屋」（場所：豊岡市立コウノトリ文化館前）
   コウノトリを見ながら、お抹茶でもいかがですか。県立豊岡総合高校茶道部の皆さんのお点前で実施します。
   日時：11月3日（日）10:00～15:00
   費用：200円

1. 「ノルディック･ウォーク体験会」
   ノルディック・ウォーク認定指導員の橋本和加子さんによるウォーキングイベント。秋の深まりを感じられる自然いっぱいの郷公園内を、たくさんのコウノトリを見ながら約4km歩きます。歩きやすい服装でご参加ください。
   日時：11月4日（月）10:00～12:00
   定員：20名（先着順、事前申込可）
   ※ポールレンタル料：200円（ポール持参の方は無料)