お知らせ

　「ブータン王立自然保護協会」（※1）及び「シロハラサギ保全チーム」（代表：法政大学　島野　智之教授）（※2）からの要請を受け、当園では2023年11月以降、ブータンにおける絶滅危惧種シロハラサギの飼育下繁殖の取り組みを支援してきました。オンラインで人工孵化・育雛について支援したほか、2024年4月に職員1名をブータンに派遣しました。また、ブータンのシロハラサギ保全センター職員2名の研修を受け入れるなど、シロハラサギの絶滅回避に向けた支援活動をおこなってきました。

　この度、ブータン側から今後の活動の継続に向け、協定の締結について打診があり、コウノトリの野生復帰事業について国際的な知名度を高めることができると考えられることから、協定を締結しました。今後は、協定に基づき種の保全と人材育成、技術者の交流、共同研究などの活動へ協力していきます。

　

１　締結日　　　2024年12月3日（火）

２　当事者　　　・ブータン王立自然保護協会

　　　　　　　　・兵庫県立コウノトリの郷公園

　

（※1）王立自然保護協会：ブータン王国第４代国王の勅命のもとで1987年に設立された非政府組織（NGO）

（※2）シロハラサギ保全チーム：法政大学、東邦大学、人間環境大学、国立科学博物館、国立環境研究所、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の研究者や獣医師で構成される任意団体。2019年からシロハラサギの保全活動を支援している。