お知らせ

みだしのことにつきまして、当園の江崎保男園長が以下のコメントを発表しました。

待ち望んだヒナの誕生。誠におめでとうございます。

昨年は、福井県越前市大塩の巣塔で営巣・産卵がありましたが、ふ化には至らず、とても残念に思っていました。今年も同じ越前市の安養寺地区で営巣・産卵推定がなされて以来、福井県でのヒナの誕生に兵庫県立コウノトリの郷公園も大きな期待をし、このときを待っていました。
今回、半世紀ぶりのヒナ誕生に至ったことは、地域の皆さんが様々な取り組みを通して、コウノトリと共生できる環境を整えられたことが何より大きかったのではと考えています。
振り返りますと、平成27年10月、福井県での初放鳥が行われました。そして、その翌年に放鳥された”たからくん”がペアのオス親として戻ってきたのですから、まさに「お帰りなさい！」と、皆さまの感慨もひとしおなのではないでしょうか。
コウノトリとともに生きることを選ばれ、コウノトリが好む良好な生息環境をつくり、そしてコウノトリを見守ってこられた地域の皆さまに対し、改めて敬意と感謝を表しますとともに、ヒナがすくすく育ち、巣立ちをともに祝える日の来ることを、心から祈念しています。

兵庫県立コウノトリの郷公園長
江崎　保男