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山室敦嗣
山室敦嗣(YAMAMURO Atsushi)(主任研究員)
コウノトリの野生復帰事業を活かした地域づくりについて住民組織に着目しながら研究しています。
略歴
1968年 兵庫県生まれ
1992年 広島大学経済学部卒業
1997年 関西学院大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了
2000年 関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得後退学
2002年 福岡工業大学社会環境学部専任講師
2007年 福岡工業大学社会環境学部准教授
2013年 兵庫県立大学自然・環境科学研究所 准教授、兵庫県立コウノトリの郷公園 主任研究員
2014年 兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科准教授
現在に至る
学位
社会学修士(関西学院大学)
専門分野
地域社会学、環境社会学
研究内容
日本の近代化にともなう地域社会の変容下で、地元住民はどのように生活保全に取り組んできたのかを住民組織に着目しながら研究を行っています。
研究業績
<共著>
1)山室敦嗣.2004.フィールドワークが〈実践的〉であるために―原子力発電所候補地の現場から.社会学的フィールドワーク.世界思想社.132-166.
2)山室敦嗣.2006.なぜ環境問題による被害住民は自省するのか―東海村JCO臨界事故と被害住民の責任意識.社会環境学への招待.ミネルヴァ書房.174-190.
3)山室敦嗣.2010.新修 福岡市史 特別編 福の民―暮らしのなかに技がある. 18項目(計36頁)
4)山室敦嗣.2012.住民のためらい―原子力施設立地点での生活保全とは.現代文化のフィールドワーク入門.ミネルヴァ書房.245-265.
5)山室敦嗣.2013.警弥郷の四季.新修 福岡市史 民俗編Ⅰ ―春夏秋冬・起居往来.福岡市.236-248.
6)山室敦嗣.2013.工業化社会のエネルギー開発に向き合うとは.環境の日本史5 自然利用と破壊?近現代と民俗?.吉川弘文館.8-30.
7)山室敦嗣.2015.火事と無事.新修 福岡市史 民俗編Ⅱ―人とひとびと.福岡市.19-52.
論文(主要なもの)
1)山室敦嗣.1998.原子力発電所建設問題における住民の意思表示―新潟県巻町を事例に.環境社会学研究.4:188-203.
2)山室敦嗣.2000.原子力施設立地地域における地域集団と施設の関係性―茨城県・東海村農業者クラブの事例から.地域社会学会年報.12.98-118
3)山室敦嗣.2006.守人―手が届く理想的人間像のひとつ.市史研究ふくおか.1:117-119.
4)山室敦嗣.2008.それでもそこで暮らし続けるためには―原子力施設立地地域における住民の生活技法.九州人類学会報.35:1-12
5)山室敦嗣.2012.問われ続ける存在になる原子力立地点住民―立地点住民の自省性と生活保全との関係を捉える試論.環境社会学研究.18:82-95.
社会活動
所属学会
1)日本社会学会(1998-,編集委員会専門委員2009-2012)
2)環境社会学会(1997-,研究活動委員2005-2007,2011-2015)
3)地域社会学会(1999-)
委員会委員
1)千里ニュータウンの暮らしとまちづくりに関する調査研究会研究委員(2000-2002)
2)福岡市史編集委員会民俗専門部会専門委員(2005-)
3)越前市コウノトリが舞う里づくり推進協議会アドバイザー(2015-)
得意な講演テーマ等
地域づくりと住民組織